第2回古代歴史文化賞受賞作決定記念シンポジウム
日時:平成27年2月8日(日)13時から16時まで
場所:くにびきメッセ国際会議場(松江市学園南)
概要
◆主催者あいさつ
◆第2回古代歴史文化賞受賞者紹介
◆来賓あいさつ
◆第1部 第2回古代歴史文化賞大賞受賞者による記念講演
大阪大学准教授:市大樹氏「木簡からみる文化交流」
近年出土した7・8世紀の木簡(文字の書かれた木札)により、飛鳥時代は朝鮮半島からの文化的影響が大きく、奈良時代は中国からの影響が大きいと分かることなど、木簡の研究が新たな歴史の発見につながっていることについて語っていただきました。
◆第2部 ディスカッション「巨大古墳から平城京へ。そのとき出雲は!?」
- パネリスト
- 寺崎保広氏(奈良大学教授:第2回古代歴史文化賞準大賞受賞者)
- 松木武彦氏(国立歴史民俗博物館教授:第2回古代歴史文化賞優秀作品作者)
- 北條芳隆氏(東海大学教授)
- 森田喜久男氏(淑徳大学教授)
「女王卑弥呼」「推古女帝」「斉明・持統女帝」の3つの時代に注目して、邪馬台国から律令国家に至る国の成り立ちとその時々の出雲がどのような存在であったかについてディスカッションを行いました。「『魏志倭人伝』にみえる投馬国とは出雲だったのではないか」「出雲は王権を支え聖なる部分を補完する存在であった」などの意見が出され、国家誕生の歴史の中での古代出雲の位置づけについて白熱した議論を展開していただきました。
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