書籍の紹介

古墳の古代史 東アジアのなかの日本/森下章司

古墳の古代史 東アジアのなかの日本

著書:森下 章司(もりした しょうじ)
内容紹介

日本では前方後円墳という独自の王墓が古墳時代を通じて営まれる。これを東アジア各地の王墓と比較して、日本の王墓は中国で権力を誇示する大きな墓が衰退した時代に成立し、内部構造や管理形態などが異なることを指摘する。日本の古墳の特色を世界史的に明確にした作品。

情報
初版年月:平成28年9月
出版社: 筑摩書房
選定理由

本書は、東アジア各地の王が造営した墳墓の形態にそれぞれの地域の性格が現れることを足がかりに、古墳から日本の王権や国家の特色を明らかにした本です。日本の古墳を東アジア全域にわたる分析から評価したうえで、地域の特性とはどこから発生していくのかを考えさせる書籍であり、古代歴史文化賞優秀作品賞にふさわしい作品です。

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