第3回古代歴史文化賞決定記念イベント

日時:平成28年1月17日(日)13時30分から16時15分まで
場所:くにびきメッセ国際会議場(松江市学園南)

概要

◆主催者あいさつ(島根県 溝口知事)
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◆受賞者紹介(古代歴史文化賞選定委員 金田章裕委員長)
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◆来賓あいさつ(島根県議会 絲原議長)
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◆第1部 受賞記念講演
「アイヌ民族の成り立ちと古代日本」
瀬川拓郎氏(第3回古代歴史文化賞大賞受賞者:旭川市博物館長)
アイヌ民族は毛皮獣など豊かな北海道の資源を背景として弥生文化を受容せず狩猟民として生きてきたこと、古代日本の本州の人々と活発に交易を行っていたほか、13世紀には現在のサハリンや大陸方面にまで進出して当時の元と領土争いするなど対外進出を図っていたことなどについて語っていただきました。
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「火山灰の下から蘇った東国の古墳時代」
若狭徹氏(第3回古代歴史文化賞優秀作品賞受賞者:高崎市文化財保護課長)
群馬県にある榛名山は5世紀と6世紀の2回大噴火しましたが、その火山灰等に埋没した保存状態のよい集落遺跡の調査結果から、当時の豪族による地域経営や大規模な水田経営の様子などをもとに、200メートルを超える巨大前方後円墳など多くの古墳を生み出したこの地域の当時の政治経済状況がどのようになっていたのか解説していただきました。
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◆第2部 アヅマ・イヅモ・エミシ対談
瀬川拓郎氏×若狭徹氏×平石充(島根県古代文化センター専門研究員)
出雲でつくられた碧玉製管玉などの玉が北海道や東国でも見つかっていること、島根半島の沿岸部の「十六島」や「恵曇」などの地名にアイヌの影響が考えられること、集落の水源管理など地域経営の方法でも東国と出雲で共通点が見られることなどについて語り合っていただきました。
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