第5回古代歴史文化賞決定記念イベント

日時:平成30年2月18日(日)13時30分から16時30分まで
場所:くにびきメッセ国際会議場(松江市学園南)

概要

◆主催者あいさつ(島根県 藤原副知事)
主催者あいさつ、島根県 藤原副知事
◆受賞者紹介(古代歴史文化賞選定委員会 金田章裕委員長)
受賞者紹介(古代歴史文化賞選定委員会 金田章裕委員長)
◆来賓あいさつ(島根県議会文教厚生委員会 高橋雅彦副委員長)
来賓あいさつ(島根県議会文教厚生委員会 高橋雅彦副委員長)
◆第1部 受賞記念講演

「タネをまく縄文人−最新科学が覆す農耕の起源−」

 小畑弘己氏(第5回古代歴史文化賞大賞受賞者:熊本大学教授)

 土器の中に残る植物のタネやムシの痕跡にシリコーンゴムを流し込み型取りする「レプリカ法」によって縄文時代にダイズやアズキなどの栽培が行われていたという発見につながったことや、ダイズやアズキの種子の大型化の時期が集落の大規模化の時期と一致しており集落の繁栄を支えたと考えられることなど、分かりやすくお話しいただきました。

第1部受賞記念講演 小畑弘己氏
◆第2部 特別対談

「海の向こうから見た古代出雲−日本列島と大陸・朝鮮半島−」

  • 小畑弘己氏  
  • 高田貫太氏(第5回古代歴史文化賞優秀作品賞受賞者:国立歴史民俗博物館准教授)
  • 角田徳幸(島根県立古代出雲歴史博物館交流・普及課長)
  • 原田敏照(島根県古代文化センター専門研究員)

 島根県内の遺跡で大陸系穀物であるイネの国内最古級の圧痕が見つかっていることや、土器や鉄素材などの出土遺物を通じて弥生時代から古墳時代にかけて山陰地域の人々が朝鮮半島各地の人々と双方向的な交流や交易をしていたと考えられることなど、日本海側の拠点の1つとして日朝関係史において重要な位置を占めた古代出雲について多角的な視点から意見を交わし、大いに盛り上がる対談となりました。

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