書籍の紹介

ほとけを造った人びと
止利仏師とりぶっしから運慶・快慶まで

著書:根立 研介(ねだち けんすけ)
内容紹介

仏像そのものではなく、仏像を作った「仏師」に着目。飛鳥時代から鎌倉時代に活躍した運慶・快慶に至るまで、仏像製作の背景や政治権力との関わりなどを通史的に追い、仏像の形もそれに応じて変遷していくことを明らかにする。

情報
初版年月:平成25年8月
出版社: 吉川弘文館
選定理由

 仏像そのものではなく、仏像を製作した人々のあり方を通して、日本の仏像についてより深く言及した書籍です。資料の少ない飛鳥時代の仏像から始めて、鎌倉時代までの仏師が通覧する形で説明されており、それぞれの時代の特色が明確に理解できます。また、仏師の多様な性格を明らかにするなど、従来からの視点を変えることでより深い、新しい仏教史へ導く書籍として、優秀作品賞にふさわしい書籍です。

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