書籍の紹介

日本人はどこから来たのか?

著書:海部 陽介(かいふ ようすけ)
内容紹介

人類がアジアに拡散していった過程について、遺跡や人類学・科学分析から検討し、日本列島にたどり着いた人類について2つのルートが混じり合った集団であり、海を経由した集団は高度な航海技術を持っていた、との大胆な仮説を提示する。

情報
初版年月:平成28年2月
出版社: 文藝春秋
選定理由

本書は国民の関心の高い、日本人の起源について、最新の研究成果を取り入れ、旧石器時代の遺跡を丹念に検討することで、船を操って航海してきた人々を含む多様なルートがあったという大胆な仮説をわかりやすく提示しています。また、アフリカから日本列島へ人類到達の説明にあわせて、ユーラシアの旧石器を概説的に学ぶことができ、旧石器考古学の入門書籍としても優れており、優秀作品賞にふさわしい書籍です。

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感想

  •  人間の拡散と日本に行きつくまでの過程がやさしく述べられていて、一気に読み終えることができました。日本人は昔からここにいた、という感覚だったので、具体的な移動経路を示されたこの本で、目からうろこ、という気持ちです。