過去の受賞作品ーーーー
第3回古代歴史文化賞
第2回古代歴史文化賞
古代歴史文化賞大賞
飛鳥の木簡−古代史の新たな解明−
著書:市 大樹(いち ひろき)
- 【概要】近年、飛鳥から出土している7世紀の木簡(文字の書かれた木札)のうち、特に重要な木簡を取り上げ、丁寧に分析してその背景にある古代国家形成の歴史を読み解く。研究の最前線の成果を広く解説した作品。
- 出版社:中央公論新社
- 平成24年6月発行
古代歴史文化賞準大賞
若い人に語る奈良時代の歴史
著書:寺崎 保広(てらさき やすひろ)
- 【概要】 奈良時代の歴史について、時代を象徴するいくつかの話題を取り上げ、講義形式で平易に語った概説書。
- 出版社:吉川弘文館
- 平成25年10月発行
優秀作品
古墳からみた倭国の形成と展開
著書:白石 太一郎(しらいし たいちろう)
- 【概要】 古墳研究に長年携わってきた著者の研究成果の集大成。近年の研究状況も踏まえて国家形成過程を論じた作品。
- 出版社:敬文舎
- 平成25年9月発行
第1回古代歴史文化賞
古代歴史文化賞
古代国家はいつ成立したか
著書:都出 比呂志(つで ひろし)
- 【概要】考古学の立場から、国家の形成過程を解き明かした作品。弥生時代から飛鳥時代の発掘調査成果をもとに、古墳時代に初期国家が成立したことを明快に説く。
- 出版社:岩波書店
- 平成23年8月発行
古代歴史文化みえ賞
古事記はいかに読まれてきたか
著書:斎藤 英喜(さいとう ひでき)
- 【概要】古事記がどのように読まれ、解釈されてきたかを丁寧に探求した作品。本居宣長を起点に、時代をさかのぼりながら記紀研究を追跡し、古事記成立の謎にも迫る。
- 吉川弘文館
- 平成24年11月 発行
古代歴史文化なら賞
道が語る日本古代史
著書:近江俊秀(おおみとしひで)
- 【概要】「道」に関わる技術や制度などを切り口に、最新の発掘・研究成果をふんだんに活用して、古代国家の仕組みや社会の変動を読み解く作品。
- 朝日新聞出版
- 平成24年6月 発行
古代歴史文化しまね賞
古代に行った男ありけり
著書:関 和彦(せきか ずひこ)
- 【概要】古代出雲を中心に、古代びとの心象風景を叙情豊かに描く作品。古代史に加えて民俗学や国語学の視点を交え、神社・遺跡・神話伝承地などを訪ね歩く。
- 今井出版
- 平成24年3月 発行
古代歴史文化みやざき賞
古事記を読みなおす
著書:三浦 佑之(みうら すけゆき)
- 【概要】古事記神話を語り口調でわかりやすく読み解く。「古事記は権力者のための歴史書」という説を批判し、古事記成立の背景についてあらたな説を展開する。
- 筑摩書房
- 平成22年6月発行